顔面神経麻痺
1.ベル麻痺
顔には20を超える筋肉があり、これらの働きにより表情が作れます。顔面表情筋を動かしている神経は顔面神経と言います。顔面神経は脳から頭蓋骨の中を通りベル麻痺の主な原因は単純性ヘルペスウイルスにより発症したと言われています。何らかの原因により神経細胞内でヘルペスウイルスが増殖し、その結果、神経繊維の炎症が起こり、側頭骨内で顔面神経が腫れる事により、突然に顔面の麻痺が生じます。原因としては疲労や冷たい風、ストレス、妊娠などが知られています。ベル麻痺では原因がはっきりしないことも多く、突発性麻痺とも呼ばれています。ベル麻痺では顔面麻痺全体の約7割を占めます。ベル麻痺全体の8割程度が1年以内にほとんど後遺症を残らずに治ります。
2.ラムゼイ・ハント症候群
耳を中心に起こった水疱瘡帯状疱疹のことです。このウイルスは水疱瘡が治った後も身体の中の神経節の中に潜んでいます。疲労、精神的ストレス、日光照射、発熱などの刺激や糖尿病の悪化などがきっかけに再活性化します。顔面神経麻痺の2大原因の一つ約1割を占めます。
3.外傷性顔面神経麻痺
外傷による顔面神経麻痺の原因としては交通事故が最も多く、次に脳腫瘍の手術、スポーツ外傷になど乳様突起部の骨折により生じるものが多い。怪我直後に発生したものは予後が良くなく、遅発性の場合は自然治癒するものが多く、予後は良いと言われています。
早発性のものは怪我時の骨折により顔面神経の浮腫や血腫が原因であるようです。
4.鍼灸治療
顔面神経麻痺は早期治療が肝心で一般的に発症後一週間前後を目安に鍼灸治療を施すと良いと思われます。
