頚肩腕症候群
頚肩腕症候群とは首、肩、腕にかけて痛みや痺れ、だるさなどの症状が現われる疾患です。レントゲンやMRIなどの検査では明確な異常が見られず、頚椎症性頚髄症、変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどのほかの疾患が除外された場合に診断される症候群であり、いわゆる肩こりの慢性的な状態やPC作業などによる筋疲労が原因で発症することが多いです。
1.頚肩腕症候群の症状
主な症状は首、肩、腕の張りや痛み、上腕から手指にかけての痺れやだるさ、筋力低下、感覚障害、可動域制限、頭痛、眩暈や吐気を伴う場合もあります。
2.頚肩腕症候群の原因
主な原因としては長時間の同一姿勢や繰り返しのパソコン作業、手指を使う作業などで首、肩や腕の筋肉の緊張により腕神経叢(橈骨神経、正中神経、尺骨神経、筋皮神経、腋窩神経)や血管が圧迫される事があります。ストレスや運動不足も症状を誘発、悪化させる原因にもなり、特定の作業や職業(パソコン作業、保育士、介護職など)で誘発しやすいが、そうでない場合もあります。
3.頚肩腕症候群の診断
診断:レントゲンやMRIなどの画像検査で頚椎疾患や肩関節疾患の「所見がない場合は、頚肩腕症候群と診断されます。
4.頚肩腕症候群の治療
治療としてはまず原因となる作業から離れ身体を休ませる事が重要です。医学整体、マッサージ、鍼灸、ストレッチ、理学療法など行われて、ひどくなる前に治療するのは肝心です。
鍼灸治療としては頭半棘筋、頭夾筋、(夾脊穴)、のほかに肩甲挙筋(肩中兪)、胸鎖乳突筋(完骨)、僧帽筋(肩井)、菱形筋(大杼)、棘上筋(乗風)、棘下筋(天宗)、腱板部(肩髃)などを用いて筋肉の緊張を緩め、血行を改善し、痛みや痺れを緩和させ、筋肉と神経の機能を促進させます。
